手術から合併症

腎臓がん
04 /29 2011
手術室に入り、麻酔科の先生に名前の再確認と手術室のパソコンで手首にはめているバーコードを読み取り本人確認してから手術台へ、いわゆるドラマで出てくるような感じでした。

まず、横向きに寝て、背中に局所麻酔をして少ししたら、背中を丸めて背骨に麻酔を入れる管を入れました。

そして、仰向けになり人口呼吸のマスクをはめました。

麻酔科の先生が、早ければ数分で眠ってしまいますよと言われてるうちに、記憶がなくなっていました。

「○○さん、○○さん」と呼ばれて、目が覚めました。

あれっ、これから手術が始まるのかと思ったら、「もう終わりましたよ」と言われ、全く時間の感覚がなく、もう終わったんだとか思いながらまた寝てしまいました。

次に目が覚めたら、集中治療室のベッドにいました。妻や弟が隣にいたような記憶はあるけど、やはりよく覚えていない
数時間ぐらい経ったのか、麻酔が切れて段々感覚が戻ってくると、痛みが出てきました。痛み止めを使ったりしながら寝たり目が覚めたりの繰り返しでした。

翌朝、体がだるく頭がボーっとする。生まれて初めての手術なので、こういうものかなと思いながら、血液検査、血圧測定。看護師さんが、このあと自分の部屋に戻るので、部屋にベッドが入れるように荷物を片付けておいて下さいと妻に指示、妻は私の病室へ片づけに行きました。

少ししたら、看護師さんが少し慌てて「もう1回採血します!」とのこと

なんだか良く分からず、採血してもらっていると、外来の診察をしていてこの時間にここに来るはずのない主治医が慌てて来ました。看護師に、直接血管から採血するよう指示(1回目は、点滴用の針から採血)していました。

先生が、ドレン(お腹に管が刺してあります)からの体液を何度も確認してるうちに、血液検査の結果が届きました。

ヘモグロビンの数値が異常に下がってしまっているので、今からCTで検査しますとのこと。

ベッドに寝たまま、CT室へ連れていかれる時、看護師さんに「〇〇さん、大丈夫ですからね」と声をかけられ、ここで初めて、あれっ、どうなったんだろうと不安に・・・

エレベーター前で先に待ってる人にも「緊急です、先に乗ります」と

CTの撮影が終わるや否や、「腹腔内で大量出血しているので、すぐに手術をします!」まわりの看護師に「奥さんをすぐに呼んで!」と
病室で私が戻るのを待っていた妻は、何がなんだか分からなかったとのことでした。

手術室に到着すると、昨日の麻酔科の先生が、「〇〇さん、2日連続でちょっと大変だけど、最善を尽くすから安心して」と(麻酔科の先生は女医さんで、すごい穏やかな先生です)手術の同意書が、必要なので書けますかと、用紙とペンを渡されたのですが、手に力が入らず書けない。「奥様に代理で書いてもらいます」

出血
麻酔2


血液型の試験!(?)とか輸血の準備とか、とにかく慌しく、昨日の落ち着いた手術とはずいぶん違うな~と思いながら眠ってしまいました。

しばらくして、名前を呼ばれる声は聞こえるのですが、目が開かないし体が重くて動かない・・・

さらに、何度も名前を呼ばれて、しばらくしてようやく目が開いた。でも返事はできない。とにかく、体が重くて動かない

そして、そのまま、また眠ってしまった。

とんでもない脱力感というか、体が地面に吸い込まれていくような重苦しさで、集中治療室で目が覚めた。とにかく、苦しい、誰でいいから早く何とかしてという感覚のみ(後から聞いたら、助けて・何とかしてと延々と大声で叫んでいたそうです)心拍や血圧を測る機械も異常数値なので、ブザーが鳴り放しの状態。輸血が終わり、しばらくしたら、苦しさは収まってきましたが、今度は、とんでもない痛みが!大げさでなく、この世のものとは思えないほど耐え難いもので、痛み止めも順番に強いものに変えていっても全く効かず、最終的に胸に針を入れて、麻薬を打ち続けてもらいました。

結局、一日中、心拍数は160~180/分(1日中全力で走り続けているのと同じこと)だったらしく、心臓が耐えてくれました。出血の原因は、脾臓の裏側が破裂していたそうで、脾臓を摘出後、止血できたとのことでした。出血量は、2.6リットルでした。



数日して、だいぶ落ち着き、なんとか少し歩けるぐらいまで回復してきました。氷を食べる許可が出て、水を飲む許可が出て、食事の許可も出ました。しかし、全く食欲が出てこない。食欲がないどころか、気持ち悪い

2日連続で手術しているので、腸の癒着が起こり腸閉塞を起こす可能性が高いとのこと。

腸閉塞を治すには、鼻から胃へ管を入れて、胃や十二指腸から食べ物やガスを抜かないといけない。この管を入れるときに、のどの反射(胃カメラ飲む時状態)が起き、嘔吐しかけお腹に力が入ってしまい、手術の傷口から出血。

傷口の様子を見た限りでは、傷口は開いてないとのことで、消毒して様子をみることに。

しばらくすると、また吐き気がしてきて、ナースコール。看護師さんが、お腹に力入れないようにと枕をお腹に当ててくれました。
その後、何度も嘔吐しました。腸閉塞の状態を見るため、CTを行うことに。このときは、痛みや苦しさもなく平常だったので、問題ないと思っていたら、また「今から手術します!」とのこと

傷口のお腹側の縫い目が裂けていて、そこに腸が挟まって壊死しかかっている可能性があり、腸が壊死すると命にかかわるらしい。

先生に、家族の人を呼ぶように言われ、妻に電話。妻はずっと病院に付き添っていてくれて、久々に家に帰ったところへ「今から、手術することになったから、みんな呼んで病院へ来て」と

家族が到着するまで待っている時間はないので、胃腸外科の先生の準備が出来次第、手術開始とのことで、結局、妻の到着前に手術室へ入りました。

今回も、同じ麻酔科の先生で、いつものように穏やかに「○○さん、これで全てよくなりますから、がんばりましょうね」と言われながら、説明書にサインをして麻酔を受けました。さすがに、3回目になると、かって知ったる我が家みたいに、私も要領よく手術台に乗り、体勢やマスクの付け方など完璧にマスターしました。

ヘルニア
麻酔3
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